悪路を越えて、楡林窟へ❗

投稿者: 白倉光男, 2016/09/23

初めて、敦煌莫高窟を訪れたのは、古代美術研究者友好訪中団の一員として、1980年10月の末のこと。数年後、楡林窟が公開されたとの情報を得る。一般公開は、まだ先のことらしい。
それから、約20年経ち、心のなかでは、楡林窟のことがまだ忘れられない。数年前から楡林窟の見学の情報を時おり、インターネットなどで得ていたときに、このツアーのことを知り。申し込んだ。
参観当日の午前8時、ガイドさんが宿舎に出迎えにやって来た。高速道路瓜州南ICをおり、丘陵地帯に差し掛かると、道路工事の現場に出会う。ガイドさん曰く、2週間前には、この道は通れたと。仕方がなく、わき道を行くしかない。砂漠の道だ。あいにく前を行く車が舞いあげる土煙で、先が見えなく。運転手は、しばし、前を行く車との距離をおく。砂漠の道の次は、ぬかるみ道。運転手は、深いところを巧みに避けて、無事、このぬかるみを抜け出せた。帰路、このぬかるみを運転手が悪戦苦闘していたら、反対方向から来た大型観光バス2台が深いところにはまり、立ち往生中だった。乗客全員をバスから降ろしていた。やっと舗装道路に出ると、楡林窟の標識が2,3ヶ所があったが、ガイドさん曰く、まだまだ先は遠いという。トウモロコシを道路上に干している村を過ぎ、再び、砂漠の道だ。また丘陵地帯を走る。それを越し、再び、砂漠の道だ。楡林窟までなんという遠さだ。また丘陵地帯を過ぎると、前方に渓谷が現れた。しばらく渓谷沿いを走ると、前方に駐車場が現れた。楡林窟参観者用のものだ。時刻は午前11時ちかい。悪路のお陰で、約30分遅れ。
川の対岸にも窟が穿かれているが、非公開だという。長い階段を降り、チケット売場へ。数十名の参観者が参観のために、待機している。日本人の団体客もそのなかにいたが、声を掛ける機会を逸した。この団体客は、事前に特別窟(2,3,4,25窟:550元)の参観許可をとっていたという。わたしは、フランス人の団体客等と一緒に一般窟(11,12,13,15,19窟)を参観。現地の案内人の説明をガイドさんが通訳してくれた。参観後、再度チケット売場で特別窟25窟の参観料200元を支払い、一般窟の参観時、25窟の所を通り過ごしたところに再度やって来た。 25窟の壁画は当然一般窟の壁画に比べ、色の鮮やかさ、人物像の洗練された美しさには、目を輝かして観入る。この25窟の 菩薩像を観たくて、約20年辛抱してきた。やっとお逢いできた。
参観後、遅い昼食を踏実郷の鎖陽城飯館でとる。ガイドさんが見繕ってくれて、料理は4品(野菜が主体)、あとは、麺類。汁はなしで、注文した中華料理を麺類の入った椀にかけて食す。昼食の時間としては、遅いせいか、客はわれわれ3人。食事中、中国人の家族連れ5,6人の客が、入ってきた。車で移動中らしい。
最後の参観場所は、 鎖陽城遺跡。大型観光バス2台の客と一緒に、だだっぴろい遺跡が残っているところを9人乗りのカート4台で巡る。遺跡の展望台から360度、古代の軍事防御システムと農地灌漑システムが完全に残っているのが、見渡せる。仏塔までは、木道を歩き、ぐるりと1周し、間近で眺められたのもよい。カートでまたもとに戻る。見学時間は約1時間。発掘品の展示はなし、珍しいことだ。
帰路、開催間近の敦煌文化博覧会のため、警察の厳しい検問が高速道路瓜州服務区(SA)で実施中で、パスポートのチェックのため、下車を余儀なくされた。
20時30分、宿舎に無事、到着。ガイドさん、運転手さん有難う。親切な説明、安全運転をしてくれた運転手さんに感謝!!
憧れの楡林窟、\(^^)/。道路が完全に整備されたら、再訪したい。充実した一日でした。

催行会社からのコメント

この度は、弊社の敦煌ツアーにご参加いただきありがとうございました。またこの度のツアーに関して、とても詳しいコメントを頂きありがとうございました。先般も急遽敦煌にて政府関係者グループの視察があり、急遽数日間見学不可になることもございますが、是非皆様にご覧いただきたいエリアでございます。白倉様の詳しいコメントのおかげで、ご覧になっていただくほかの方にもイメージして頂きやすいと思います。また担当したガイド、運転手にもお客様からのご意見を申し伝え、今後のサービス向上に努めるように致します。今後とも VELTRA 旅悟空 をよろしくお願いいたします。

評価:
利用形態:ひとりで
参加日:2016/09/14
この体験談は参考になりましたか? [はい]

エリアからツアーを探す

シルクロード別伝!敦煌・安西(トンコウ・アンセイ)1日観光 <敦煌発>の参加体験談 | 敦煌の観光・オプショナルツアー専門 VELTRA(ベルトラ)

シルクロード別伝!敦煌・安西(トンコウ・アンセイ)1日観光 <敦煌発>の参加体験談 | 敦煌から約70km、峡谷の両岸に開削された楡林窟やゴビ砂漠の城跡など、敦煌郊外の見どころを効率よく1日で廻ります。どこまでも続く砂の大地は日本ではなかなか見られない光景ですよね!