ジャティルイの棚田
見渡す限り棚田が広がるジャティルイの棚田地域。
景観の美しさだけでなく、独自の「スバック」と呼ばれる仕組みも評価され、2012年ユネスコの世界文化遺産として認定されました。スバックは単なる水利組合ではなく、「神と人間、自然と人間、人間と人間の3つの調和が取れた時に真の幸福が訪れる」というヒンドゥー教の哲学・トリ・ヒタ・カルナを具現化した、灌漑事業、神事、農耕事業、土木事業などの活動を行う組合です。
ジャティルイをはじめとした、バリ島独自の水利システム「スバック」による棚田地域の文化的景観は2012年ユネスコの世界文化遺産に選ばれました。
ジャティルイの景観と、バリ独自の神々を生活に取り込む手法は訪れた者を魅了します。近くのタマン・アユン寺院と併せて訪れたいものです。