ゴールは、スリランカ南西部の岩(シンハラ語で「ガッラ」)の岬にある港湾都市。アラブ商人が行き交う島随一の貿易港ゴールを、16世紀にポルトガル人が侵略し、キリスト教の聖堂などを築きました。17世紀前半からオランダ人が支配し、風車を利用した揚水設備や14の稜ほうを持つ要塞を建設。18世紀末、イギリス人が街を無傷のまま手に入れるが、20世紀に南西岸のコロンボを新首都としたため、52万平方メートルの城壁内には、各国の影響を受けた建物がそのまま残っています。スリランカの他の町とは違い、教会やモスク、コロニアル風の建物が立ち並ぶ魅力的な町です。