プリンスエドワード島 西部ハイライトツアー <6~9月/ランチ付き/日本語ガイド/シャーロットタウンまたはキャベンディッシュ村発>の参加体験談 | プリンスエドワード島の観光・オプショナルツアー専門 VELTRA(ベルトラ)

プリンスエドワード島 西部ハイライトツアー <6~9月/ランチ付き/日本語ガイド/シャーロットタウンまたはキャベンディッシュ村発>

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モンゴメリの墓参りから始まる西部ハイライトツアー 2017年7月13日

投稿者: 久美子 of PEI, 2017/08/01

はじめに:西部ハイライトツアーなのですが、グリーンゲイブルスとモンゴメリのお墓だけ寄りたいとお願いしてしまいました。ガイドさんとドライバーさんと協議の結果、ツアーの最初のポイントをはずし寄っていただけることに!
無理なお願いをきいて下さったお二人にこの場をかりて感謝をお伝えします。

1.アヴォンリーへの道:シャーロットタウンの街をぬけると緑の森林、やがてポテト畑と黄色いマスタードの花畑がまるで緑と黄色の絨毯のように交互に続きます。 マスタードはからし菜だと思われますが、虫よけになるそうです。
牧場には白黒斑の乳牛達がくつろいでいます。
三角屋根の家々、教会も見えます。PEIは人口あたりの教会の数が北米一多いそうです。
また、PEIは元々はミクマクという原住民がいて、そこへフランス人が入植、次にイギリス人が治めたとのこと。小さなPEIも人種のモザイクといわれるカナダの一部なんですね。
やがて見えてきたのはグリーンゲイブルス!何度も繰り返し読んだ「赤毛のアン」、アンが求めてやまなかった「我が家」の前に立てて私も思わず神様に感謝です。
想定より新しく綺麗できちんと維持管理がされているようです。
敷地は広く緑に囲まれ、家の内部は可愛らしくアンの世界そのままでした。
そしてモンゴメリーの眠る墓地へ。
緑の灌木と花に囲まれてモンゴメリは眠っています。近くにご両親のお墓もありました。

2.ビディファド博物館:お昼をいただいた後に西部ツアーでは2番目のポイント、ビディファド博物館に到着。ここはモンゴメリが小学校で教えていた時代の下宿、当時は牧師館でした。
綺麗なレモンイエローの館には村中から集められた当時の生活をしのぶ様々な日用品がありました。敷物、掛け布団、衣装、ミクマク族の作ったかご、当時の壁紙の一部も色もそのまま保存されていました。アイロン、洗濯機、冷蔵庫もあるのをみると人々がかなり文明的な生活だったのにびっくりです。モンゴメリが住んでいた1894年頃のものかは確認忘れました。
豪華な毛皮の展示に、ガイドさんがキツネの養殖の話をしてくれましたが寒冷の地ならではです。
土産物があったので記念にアンとダイアナのポテト石鹸を購入。友人がカードで支払いしたら処理は手書きの伝票だったので思わずほっこり。

3.ウェストポイント灯台:次に寄ったのはウェストポイント灯台。
現在はホテルになっているとの説明に、白黒模様といい見るまでは信じられませんでした。(現在、船はGPSにて航行する為、灯台は不要なんだそう)
着いてみるとかなり大きな(太い)灯台で、PEIに46もある灯台のなかで一番高いそうです。
ホテルはふた部屋のB&B的なもので、一階にはレストランもあります。
レセプション兼土産物屋で記念に10枚入りカードを購入しました。
赤い砂浜の海岸を少し散歩しました。真青な空と海と赤い砂浜のコントラストの先に大胆な白黒縞模様の灯台がデンと立っています。日本人のわびさびの感覚とは真逆の現代アートの世界です。
赤い砂を持ち帰ろうとも思いましたが、代わりに海岸の小石をいくつかポケットにいれました。

4.ポテト博物館:次に海岸から離れ、オレアリーのポテト博物館へ。
途中にはかなりの数の風車がみられましたが、PEIでは25%を風力発電でまかなっているそうです。ドンキホーテの風車とは違い、大変近代的な3枚羽の風車が何十本も立つ景色は牧歌的なPEIには似合わない気もしますが、安全でクリーンなエネルギーは美しい自然を守る為には必須なんですね。
やがて、大変PEIらしいといえるポテト博物館到着。最近までは世界唯一だったそうです。
全カナダの領土の1%しかないPEIで全カナダのポテトの3割を生産しているとのこと。ただし、土地がやせてしまうので3年ごとにしかつくらず、間にはソバを作るとのことでした。カナダでソバとはびっくりしました。

5.キルト・ギャラリー:最後のポイントは同じくオレアリーのキルト・ギャラリー
小さな入口から地下に降りると、そこには大小さまざまなパッチワークキルトの展示がありました。
展示というより、手芸店で布や毛糸等をおくなかに無造作に多数の作品が置かれているという感じです。
作品はベッドカバーや敷物のような大作からランチョンマット、コースター等の小さなものまで多岐にわたりその数はPEI最大だそうです。
雪に閉ざされた暗く長い冬、暖かい暖炉の前で、PEIの女性達はパッチワークキルト作りに勤しんだのですね。

最後に:「世界一美しい島」といわれるPEIですが、冬は厳しく、農業以外、産業の乏しい島で、人々は冬の間は仕事もなく家に籠っているというお話が大変印象深かったです。

  • 延々と続くマスタード畑

  • カナダの3割を生産するポテト畑

  • ポテト博物館

  • ウェストポイント灯台と赤砂の海岸

  • PEIの25%の電力を生産する風車

催行会社からのコメント

この度は、弊社ツアーにご参加いただきまして誠にありがとうございました。
キャベンディッシュと西部の様々な観光ポイントをお楽しみ頂けて、私共も嬉しい限りです。
大変詳細な体験談もお寄せ頂きありがとうございました。お話を実にしっかりと聞いて下さって、ガイド冥利に尽きます。
機会がありましたら是非またプリンスエドワード島へお越し下さい。スタッフ一同心よりお待ちしております。

評価:
利用形態:友達・同僚
参加日:2017/07/13
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