赤のピラミッドは、三大ピラミッドと共にメンフェスとその墓地遺跡として世界遺産に登録されています。先に建設された屈折ピラミッドから約1km北方に建てられ、直線のラインを持ち、壁面が二等辺三角形の形をしている、約1km北方に建てられ、初めて直線のラインを持ち、壁面が二等辺三角形になっている初めて建設された錐形をした真正ピラミッドとして有名です。傾斜は43度19分と非常に緩いですが、底辺は220mもあり、外観は他のエジプトにある同じくらいの大きさのピラミッドと比べると、潰れて見えます。
歴史
赤のピラミッドは、エジプトのダフシュールに古王国時代第４王朝のファラオであるスネフェル王の命により、１０年７ケ月間で建造された記録が残されている。赤のピラミッドは、傾斜角度が４３度１９分の方錐形の真正ピラミッドとされ、現在発見されているピラミッドの中で3番目の大きさです。この傾斜角度４３度１９分は、スネフェル王が赤のピラミッドに先立ち建造されたとされる屈折ピラミッドの上部の傾斜角度と同じです。この地方のピラミッドは、赤く見える石材で建造する為に赤のピラミッドと呼ばれています。又、黒のピラミッドも存在します。
見どころ
赤のピラミッドは、底辺２２０m・高さ１０４mですが、クフ王のピラミッドなどの傾斜角度５１度前後で建造した場合に比べ約３３m低くなる為、潰れた様に見えます。このピラミッドは、北壁の高さ２８mの地点に入口があり、前室に続く細い通路はかなり急勾配に建造されています。細い通路を下ると巨大な岩で建造された二つの前室があり、その奥に玄室とされる部屋があります。玄室には、棺や葬儀の痕跡は無く、装飾も一切ありません。
