コモド国立公園(Komodo National Park)は、インドネシア南部の小スンダ列島のコモド島を中心としている国立公園です。主要な島は、コモド島、リンチャ島、パダール島であり、173.5km2の面積があります。世界最大のトカゲであるコモドドラゴン(コモドオオトカゲ)が生息していることで有名であり、自然環境が保護されているエリアです。サバンナや、熱帯雨林、マングローブの林が点在していて、多くの動植物を見ることができます。
歴史
コモド国立公園に生息するコモドドラゴンは、6000万年前から存在する世界最大のトカゲです。1911年に、この島を発見したオランダ人がコモドドラゴンを初めて見たときに、恐竜の生き残りであると考えたため、コモドドラゴンと名付けられました。イルカやウミガメなどの希少動物や、サンゴ礁などの希少な自然環境があったため、1980年に国立公園に制定されました。また、世界的にも希少な自然であることが認められ、1991年にユネスコの世界遺産(自然遺産)にも登録されました。
見どころ
コモド国立公園には、さまざまな自然があります。オーストラリア方面から吹く南東モンスーンの影響もあり、雨季と乾季に分かれているため、季節によって異なる自然を見ることができます。国立公園周辺には、リゾートホテルなどもあるため、観光しやすい環境が整っています。きれいな海を満喫することができるため、世界中から多くの人が訪れています。また、このエリアの伝統的な建造物なども見ることができ、独特な文化に触れることもできます。