ミャンマー初の世界遺産として登録されたピュー古代都市群。「ピュー」とは古くにミャンマーに住んでいた民族のことで、彼らが居住していた場所が古代遺跡として残っているのです。
ピュー族の歴史は古く、紀元前2世紀ごろまで遡ります。エーヤワティー川沿いに築かれた彼らの都市はそれぞれが長い城壁に囲まれ、9つの城塞都市で成り立っていたとされています。9世紀ごろに滅んでしまったピュー王国ですが、世界遺産に登録されたのはその内の3箇所、ハリン・ベイッタノー・シュリークシェートラと呼ばれる城塞都市遺跡です。中でも、タイエーキッタヤーとも呼ばれるシュリークシェートラが最大の都市であり、城壁内には多くの遺跡が発掘されています。大変珍しい眼鏡をかけた大仏に会えるのは、世界で唯一?この遺跡だけです!城壁外にある高さ約40mにもなるボーボージー・パゴダも見所の1つ。
ピュー族が残した遺跡は、その後のパゴダ建築に大きな影響を与えたとされています。貴重な遺跡に触れ、ミャンマーの歴史に思いを馳せてみませんか。