高層ビルが立ち並ぶシンガポールの中心に位置する、シンガポール最大で最古のイギリス国教会の大聖堂です。木々や緑の芝生に囲まれて、白さがひときわ映える美しい建物です。1856年、マクファーソン中佐(Colonel R.MacPherson)による設計で、イギリス・ゴシック様式で建設されました。イギリスのハンプシャーにある13世紀の教会遺跡(Netley Abbey)から、インスピレーションを得て設計されたと言われています。スコットランド商人が初期の大聖堂建設の資金援助をしたことから、大聖堂にスコットランドの守護聖人の名前が付けられました。
歴史
現在の大聖堂は、同じ場所に建てられた3つ目の教会建築物です。1つ目の教会は、1835?1836年に建設され、2つ目の教会は、1842年頃に建設されました。2つ目の教会は、2つの落雷に打たれ、後の1855年には破壊してしまいました。1856年に、現存のセント・アンドリュース大聖堂の建築が始まり、最初の礼拝が行われたのは1861年10月のことでした。1870年に、英国国教会の大聖堂となり、今でも、英国国教会に属しています。セント・アンドリュース大聖堂の聖歌隊は、シンガポールで最も歴史の長い音楽組織です。
見どころ
[真白な大聖堂外観]シンガポールの中心にそびえる大聖堂の真白い塔を見逃すことはありません。塔だけでなく、建物全体の真白さがたいへん美しく印象的です。夜はライトアップされます。[大聖堂奥のステンドガラス]青い色が鮮やかで、とても美しく、厳かな雰囲気に包まれます。建物の純白さと青色の組み合わせが、美しさをいっそう際立たせます。これらのステンドガラスは、シンガポールの創設に貢献したラッフル卿らに捧げられています。