華西街観光夜市は台北市萬華区華西街にあります。 中国伝統の古典式牌楼建築の入口を起点として長さ約150メートル、面積約900平方メートルにお店が連なっています。屋外の屋台で売る夜市とは違い、 アーケード街となっています。そのため雨天でも買い物を楽しむことができます。 台南担仔麺の発祥の地として知られています。高級レストランや老舗のお店だけでなく、蛇料理などユニークなお店もあります。営業時間は夕方の16時から深夜24時までとなっています。
歴史
華西街観光夜市は台北市の西南部、萬華地区に位置し、台北の中でも最も早くに発展してきた地域の1つです。もとは、「舟孟舟甲」という地名でした。これは、 台湾原住民の凱達格蘭の言葉で「丸木船・丸太舟」という意味があります。昔は漢民族と原住民との貿易港でした。 日本統治時代に入ると、「舟孟舟甲」という言葉の発音が日本語の「萬華」に似ていたため、日本人により、現在の「萬華」に改称されました。そして泉州などからの移民が移り住み、台北で最も歴史のある市街地のひとつとして発展をとげました。
見どころ
華西街観光夜市は「蛇街」としても有名です。 華西街北部にある埠頭が近くにあるため、 道光・咸豊年の間 (1842年から1861年) には、船頭や港湾労働者を対象とした酒場や、蛇の毒により滋養強壮、疲労回復、体力増進を図る「以毒壮陽」 の看板を掲げた蛇店、すっぽん店が置かれました。夜市に蛇店、すっぽん店などが置かれました。夜市の近くにある龍山寺周辺には、漢方を販売する青草市場や戦前の町並みが残る番薯街があります。