グランプラスの周囲にある支庁舎の向かえに建つ市立博物館です。代表的な展示物は「小便小僧」の各国から贈られた衣装が展示されていることで有名です。ブリュッセルに関係する歴史の古文書、15世紀から16世紀の祭壇装飾、絵画、陶器などがあります。ヨーロッパの歴史を知るうえで中世時代のヨーロッパの残された貴重なコレクションを見られることは良い経験となるでしょう。祭壇絵画とタペストリーのコレクションは必見となりうるとされています。
歴史
16世紀にスペイン王カール5世の指令によって建造物は建てられました。権力の象徴として建物は建てられフランス革命後は「人民の館」と呼ばれていましたが現在では「王の家」と呼ばれています。現実に王は住んだことはないとされています。1695年に火災に遭遇し、1873年から1895年の長期をかけて全体的にネオ・ゴシック様式へと改築されました。2000年以降、グランプラスと同じく世界遺産として登録されています。
見どころ
【1階】絵画、祭壇絵画、タペストリー、彫刻、陶器、銀食器などの展示があります。中でも豪華さ荘厳さのあるタペストリーは、15世紀後半から18世紀にかけてヨーロッパ中で最も栄えた文化となり開発されたとしています。【2階】ブリュッセルの町に関する歴史と開発され成長した経緯などの展示があります。【3階】政治的な歴史資料を集めたフロアーです。18世紀から収集された「小便小僧」の760着以上もの衣装が展示されています。