セーヌ川は、フランスの中では、ロワール川に続いて2番目に長い川で、全長780キロメートルとなっています。セーヌ川とその河岸は、現在パリの観光の中心となっています。1991年には、セーヌ河岸とその周辺の建造物がユネスコの世界遺産に登録されました。
12世紀に建てられたノートルダム大聖堂をはじめ、19世紀のパリ万国博覧会のために作られたエッフェル塔など、パリの歴史が詰まっています。
歴史
パリは、セーヌ川の中州であるシテ島に起源があり、セーヌ川とともに発展してきました。
1991年に世界遺産に登録されましたが、シュリー橋からイエナ橋までの8キロメートルほどがその対象で、ノートルダム大聖堂やサント・シャペル、ルーヴル宮殿などの有名な建造物も含まれています。
パリでは、景観を壊すような建造物の建築を禁止する規制があり、歴史的景観が現在でも美しく残されているのです。
見どころ
シテ島やサン・ルイ島、パリのシンボルであるエッフェル塔、シャイヨー宮などがセーヌ川の流域に位置しています。
それらを、セーヌ川の観光船であるバトー・ムーシュに乗って観光するのも一味違ったパリの観光でしょう。
食事なしのクルーズだと、30分に1本の割合で出発しています。
食事つきは、ランチ・ディナーとも予約をしておいた方が良いでしょう。
アルマ橋から出発するこのクルーズは、コンコルド広場やルーヴル美術館を通りながら、シテ島に出ます。
観光船から見るパリの風景は、地上から見るものとはまた違った印象を受けます。美術館の外観など、普段はじっくりと見ることのない場所や、有名な橋をくぐったりする体験もでき、貴重なパリの思い出のひとつになるでしょう。