ミュンヘンのイザール川の中州に建つ、世界最大規模の科学・技術に関する国立博物館です。所蔵品は100,000点以上で、多くの貴重なオリジナルを含んでいることから、世界的にも重要な博物館です。また、コレクションの範囲も炭鉱技術から原始物理学まで、アルタミラの洞窟から人間の細胞の模型まで、あるいは、石器時代から現代までと、たいへん幅広く、時代ごとの重要な科学・技術が網羅されています。所蔵品の約25%が展示されており、年間1,500万人の人々が訪れます。
歴史
ドイツ博物館は、1903年6月28日に、オスカー・フォン・ミラーの提唱で、ドイツ技術者組合(VDI)の会議で創設されました。ドイツ国民に、科学と技術の重要性を示すことを目的としました。1925年5月2日のオスカー・フォン・ミラーの70歳の誕生日に、ドイツ博物館は、一般公開されました。労働階級の人々も訪れることができるように、休館日無しとされました。第二次世界大戦では、建物の80%と展示物の20%が破壊されましたが、戦後、修復され1948年には、再オープンしました。
見どころ
大規模な博物館で、多くの体験型展示もあり、じっくり見るには相当の時間を要します。以下は、たくさんある見どころの中のほんの一部のハイライトです!【飛行機】世界初の動力飛行機を作ったライト兄弟の飛行機など、1918年までの初期の数々の飛行機を見ることができる、素晴らしく印象的な展示です。【様々な”最初の技術”】初のコンピューター(Z3)、初の自動車(ベンツ)など、現代の技術の元となっている多くの”初”を見ることができます。【炭鉱技術】およそ700mに及ぶこのセクションの4分の3は、地下に作られており、とてもリアルな体験をすることができます。16世紀から現代までの炭鉱技術を見て回ることができます。