セーチェニ温泉は1913年にバロック・リヴァイヴァル建築(ネオバロック様式)で建立されました。建築当時は私営で蒸し風呂もあり、他の温泉施設も混浴でした。1927年にはプールが造られ、さらに、3つの露天風呂と15の屋内風呂に分けられるなど施設が拡充されました。最初は源泉が1つでしたが、この頃には1つの源泉からでは水量が足りなくなりはじめ、1938年には拡張され第2の源泉が発見されました。源泉は74℃と77℃と高温の2つの泉から供給され、水を混ぜて38度ぐらいの温度に保たれています。
セーチェニ温泉は温泉大国ハンガリーでも人気の高い温泉の一つで、その規模はヨーロッパ最大の温泉センターとされています。温泉といっても、プール感覚で水着を着てはいるので、日本人の感覚では温水プールという感じです。源泉は70度以上と高く、水を混ぜて38度ぐらいにしてあるため日本人には少しぬるめな感じです。温泉成分は硫酸塩、カルシウム、マグネシウム、炭酸水素塩、フッ化物等が含まれています。温泉ではありますが、温泉の建物は100年ほどの歴史あるネオバロック様式で、まるで古い教会か宮殿のようで、カルチャーショックを感じます。
流暢な日本語を話すハンガリー人のガイドさんから色々な話を聞きながらの観光で、すごく良かったです。交通渋滞で終了時間がオーバーしてしまいましたが、丁寧にご対応頂きありがとうございました。楽しかったです。