イタリアには数多くの美しい町や教会がありますが、世界遺産の町であるラベンナにも教会はあります。とても静かな町ではありますが、モザイクで知られたたくさんの教会群があってとても目を引きます。ガリバルディ広場から南へ行くと、サンフランチェスコ教会が見えてきます。この教会はダンテの葬儀が行われて、彼の墓がある場所として知られています。かの有名な神曲を書いた人物がここに眠っていると、壮大なロマンを感じられそうです。
歴史
サンフランチェスコ教会が建てられたのは450年頃ぐらいとかなり古いのですが、9世紀頃に建て替えが行われました。その後1200年代半ばに聖フランチェスコに奉納されてから、この教会はそう呼ばれるようになりました。1321年にダンテが死去した際には、この教会で争議が執り行われたという事ですので、感慨深い気持ちになるのではないでしょうか。静かな佇まいの教会で、名作と共に思いを馳せてみましょう。
見どころ
敷地内にはダンテの墓もありますので、散策しながら見ておくといいでしょう。この教会内部には水に浸かった黄金のモザイクがあります。この町にはたくさんのモザイクを見ることが出来ますが、きらめくこのモザイクには思わず目を奪われてしまいます。その他にもクラシックな造りの建物は、この町の静かな雰囲気を際立たせてくれますので、静謐な雰囲気を楽しむにももってこいです。ゆったりと隅々まで散策すれば、心も穏やかに過ごせる場所です。
