ローマ・テルミニ駅にほど近い、エスクィリーノの丘の上に堂々とそびえるサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂。サン・ピエトロ大聖堂、サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂、サン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂と並び、イタリア4大聖堂の一つに数えられています。教会の名前となっている「聖母マリアの聖堂」のとおり、母なる聖母のための教会として特別な存在であり、なおかつ世界に数ある聖母マリアに捧げる教会の中でも最大級です。「真夏のエスクイリーノの丘で雪が降る場所に教会を建てよ」という聖母マリアのお告げのとおり、356年8月に雪が降ったという奇跡的な土地にあります。各時代でも重要な教会として機能してきた歴史があり、各時代の傑作品が揃い、時代の移り変わりを感じることができます。