チェファルー海岸は、シチリア島の代表的な海岸線の一つで人口は1万4千人前後のコムーネになります。コムーネとはイタリアの基礎自治体のことになりますが市町村を表しているのではないです。シチリア島の北側に位置し、美しいビーチは訪れる観光客を魅了します。夏以外のシーズンでも観光客は訪れますが、海水浴ができるシーズンになると町の人口は三倍以上になるのです。ビーチは、夏のシーズンになるとパラソルで埋め尽くされます。
歴史
チェファルの町の起源は、古く古代ギリシャまでさかのぼります。古代ギリシャの植民都市だったこの地は、やがてローマ艦隊に征服されたあとでは、アラブ人に獲得され改名されます。その後もノルマン人のものになったりシチリア太守国の一部になったりしましたが、1861年にはイタリア王国に統一されたのです。イタリア王国は、現在のイタリア共和国の前身となっている国で1861年に一部の地方を除いた北イタリアを統合し成立したのです。チェファルもイタリア王国が成立した年に、統一された一つです。
見どころ
チェファルーは、古くはギリシャの植民として栄え、またローマ、アラブ、ノルマンと様々な国の文化や文明に影響されてきた場所です。旧市街の建築物はもちろん、絢爛豪華な大聖堂や神殿の岩山など観光の名所が多くあり、海水浴以外でも楽しめます。美しいチェファルーのビーチは、眺めているだけでも楽しめますが、海水浴に興じながら海から島側を見るのもまた一興です。また、シチリアの名産のオリーブとワインや新鮮な海の幸で美味しい料理に舌づつみをうつのもまた至福の時となります。
