シンドラーの工場と博物館

シンドラーは1939年からシンドラーの工場として知られるホーロー工場を所有していました。シンドラーは第２次世界大戦のときドイツによってユダヤ人強制収容所に収容されていたユダヤ人のうち、自身の工場で働いていた約1２00人のユダヤ人を救った人物です。シンドラーの功績はスピルバーグ監督の映画「シンドラーのリスト」で有名になりました。また、映画でこの工場がロケ地として実際に使われました。ロケ地として使われた工場は２010年から博物館として公開されるようになりました。

シンドラーの工場と博物館には様々な第２次世界大戦のときの歴史的資料が残されています。当時のクラクフの様子を伝える写真やドイツ軍の武器やハーケンクロイツの旗などがあります。ユダヤ人の拷問や処刑された写真も飾られています。拷問が行われた部屋を再現した部屋があり、全て包み隠さずに公開されています。博物館に行くことで戦争の悲惨さを学ぶことができます。また、近くにはスティルバーグ監督が撮影時に通ったというユダヤ料理店もあります。