ショパン博物館とは、ポーランドを代表する作曲家「フレデリック・ショパン」の博物館です。ショパンの自筆の楽譜や初版譜、実際に使っていたピアノなど、ショパンにまつわる数々の資料の展示がされている他、マルチメディアやタッチパネル等の先端技術を利用して、ショパンの生涯と作品を紹介する展示がされています。従来の資料の展示を主とする博物館のスタイルと異なり、斬新で近未来的な体験型の博物館となっています。博物館の建物内には、ショパンの楽曲を自由に聞ける部屋や、コンサートホールなどもあります。
歴史
ショパン博物館は、ポーランドのワルシャワの中心部に位置するオストログスキ宮殿（別名グニンスキ城）内にあります。オストログスキ宮殿は16世紀に建設された建物でしたが、第二次世界大戦で焼失し、その後ショパン協会により再建され、1954年博物館が開館しました。宮殿はショパン協会の拠点であり、宮殿内には博物館の他、協会の本部事務局もあります。2００8年には改修工事のため閉館しましたが、2０1０年3月にショパン生誕2００周年に合わせてリニューアルオープンしました。
見どころ
博物館の建物は歴史を感じさせる重厚な造りで、そのクラシックな外観も見どころの一つです。一歩館内に足を踏み入れると、外観からは想像もできない、先端技術を駆使したハイテクな展示がされており、ショパンファンはもちろんのこと、クラシックに詳しくない人や、子ども連れでも楽しめる内容になっています。博物館の近くには、カフェや土産物店があり、土産物店では、楽譜やショパングッズ、ポーランド土産などを買うことができます。
