ロンドンのグリーン・パークはバッキンガム宮殿やセント・ジェームス・パークに隣接するロイヤル・パーク(王立公園)の1つです。一面に敷きつめられた芝生に寝転ぶ人が多く、真似してみるととても気持ち良いです。特に夏場は短いロンドンの夏を楽しもうと、日光浴をするロンドンっ子が多く訪れます。地下鉄グリーンパーク・ピカデリー、ジュビリー線のグリーン・パーク駅で降りて、南側出口を出るとすぐ南が公園の入口になっています。
歴史
現在のグリーン・パークはチャールズ2世の時代に王様の狩猟場でした。チャールズ2世は1661年に王政復古を果たしてイングランド王となった人物です。1667年までには約5万坪の土地に鹿を飼っていたと言われます。妻はポルトガルの王女キャサリン妃ですが、二人の間に子供はなく、チャールズ2世には多くの愛人がいました。一説によるとチャールズ2世が公園の花を摘み取って多くの女性に贈ったことから緑しか残らなかったと言われています。1746年にグリーン・パークと改名され、1826年に市民にも開放されるようになりました。
見どころ
グリーン・パークは大きな木々が並び、一面に緑の芝生が広がるシンプルな公園です。春にはスイセンが一面に咲く光景を楽しむ事もでき、夏には日光浴を楽しむ人が多いところです。ストライプのデッキ・チェアも点在していますが、有料なので椅子には座らず芝生に寝転ぶのがロンドン流です。お隣のバッキンガム宮殿では衛兵交代が人気です。バッキンガム宮殿観光の際にはぜひ訪れてみてください。またセント・ジェームス・パークには水鳥がたくさんいる池や花壇があって、子ども連れや観光客でいつもにぎわっています。