カメハメハ大王は、ハワイ王国を建国した王で、カメハメハ1世が正式な名前ですが、カメハメハ大王の名で親しまれています。
左手に平和の象徴となる槍を持ち、右手はハワイの繁栄を表し掲げられています。
カメハメハ大王像は、ハワイ州に3箇所建立されています。
ホノルルのアリイオラニ・ハレ(ハワイ州最高裁判所)にあるカメハメハ大王像が、最も有名ですがこれは2体目の像です。
オリジナルは、ハワイ島北部のカメハメハ大王の生誕地カパアウにあります。
3体目は、ハワイ島のヒロに建てられています。
4体目もあり、ワシントンDCにあります。
高さ5.5メートルのカメハメハ大王像は、オアフ島で人気の撮影スポットにもなっています。
歴史
ハワイ島北部のカパアウで生まれたカメハメハ大王は、優れた戦士であり、また民衆のリーダーでもありました。
1795年のヌウアヌの戦いで勝利をおさめたカメハメハ大王は、1810年にハワイ諸島を統一し、初代国王として王国を築き上げました。
ハワイ諸島を統一し、優れた外交手腕を発揮し、西洋の諸国と友好関係を維持しながらハワイの独立を守ってきたカメハメハ大王の偉業をたたえ、1883年のカラカウア王の生誕式の日にカメハメハ大王像の除幕式が行われました。
毎年6月11日は、カメハメハ・デーとしてカメハメハ大王の功績を記念する祝日となっています。その日は、カメハメハ大王像にレイを何重にもかけて祝います。
見どころ
カメハメハ大王像は、1880年代にパリで制作され、ホノルルに送られる予定でしたが、輸送の途中で船が沈没してしまいました。
急遽2体目が制作され、ホノルルのイオラニ宮殿前にあるアリイオラニ・ハレ(ハワイ州最高裁判所)に建立されました。
その後、沈んでいたカメハメハ大王像は無事発見され、生誕の地カパアウに設置されました。
時間があれば、カメハメハ大王像に会いに、カパアウまで足を伸ばしてみるのも良いのではないでしょうか。