ヌウアヌ パリ展望台とは、雄大なコオラウ山脈の途中にある断崖の上の展望台で、ハワイ語で「ヌウアヌ」は「涼しい高台」、「パリ」は「崖」を意味しています。
快晴の日には、カイルア方面からノースショア方面まで一望でき、風光明媚な景色を堪能できます。
ヌウアヌ パリ展望台は、オアフの海岸線から900メートル超の高さにあり、コオラウ山脈の切れ目のところにあるので、付近は風の通り道となっていて、海から吹く強風の名所として絶景のポイントになっています。
また、ヌウアヌ パリ展望台の近辺は、怪談の名所として地元の人たちに知られています。
歴史
1795年、カメハメハ1世(カメハメハ大王)の軍隊が、ハワイ島からオアフ島に上陸し、ヌウアヌの地でオアフ軍を撃破した場所です。
オアフ軍は、カメハメハ1世が率いる軍隊にヌウアヌ パリ展望台のあたりまで追い詰められ、300メートルもの絶壁から落ち、絶命したと言われています。
そのため、ヌウアヌ パリ展望台の近辺では、亡くなった兵士の霊が出るなどのオアフで随一の怪談の名所ともなっています。
カメハメハ1世は、その後ハワイ諸島を統一し、ハワイ王国を築きました。
現在ヌウアヌ・パリは州立公園となっていて、園内の駐車場の近くにヌウアヌ パリ展望台があります。
見どころ
パリ・ハイウェイから森を抜けると、美しい自然が目の前に広がります。
ヌウアヌ パリ展望台は高台にあるので、天気が良いと、カイルアやカネオヘの街並みが見下ろせる絶好のビュー・ポイントとなります。
展望台の右手には旧道があり、そこからは垂直に切り立った崖を見ることができます。
風が強いので、帽子が飛ばされないように注意し、肌寒いと感じる場合もありますので、羽織れる長袖を持っていくと良いでしょう。