広島県にある安芸の宮島こと「厳島神社(いつくしまじんじゃ)」は、日本三景のひとつとして知られる景勝地です。公式表記では「嚴島神社」と記します。
「神を斎(いつ)き祀(まつ)る島」が語源になっており、古くから島そのものが神として信仰されていました。その歴史は古く、593年にこの地方の有力豪族である「佐伯鞍職(さえきのくらもと)」が社殿造営の神託を受け、創建されたと言われています。その後平安時代末期には当時の安芸守である「平清盛(たいらのきよもり)」の結びつきを契機に、平家一族から崇敬を受けました。その後明治末に社殿が国宝に指定され、1996年(平成8年)にユネスコの世界遺産に登録されました。現在では、厳島神社の本社本殿、弊殿、拝殿等17棟、大鳥居、五重塔、多宝塔3基からなる建造物群は、6棟が国宝、11棟・3基が国の重要文化財に指定されています。
観光地としての厳島神社は海を敷地とした大胆な構成と寝殿造りで観光客を魅了しています。満潮時には海にうかぶ鳥居が幻想的です。また干潮時には歩いて鳥居まで歩く事もできます。季節ごとの限定の御朱印帳や、お守り、おみくじは人気のお土産にもなっています。宮島で最も賑やかな表参道商店街は広島名物のもみじ饅頭などのお土産品店はもちろん、着付けや焼印体験でオリジナルグッズがつくれる体験型ショップも充実しています。季節ごとの移り変わりも見所の一つです。4月には桜がたくさん咲き、11月には紅葉の名所としても有名です。
宮島へのアクセスは宮島口からフェリーで所要時間約10分ほどと広島市内からも日帰りで気軽に観光が可能です。駐車場の空き状況や電車の乗り換えを気にしなくてもいい観光タクシーならよりスムーズな観光が叶うのでおすすめです。ご予約はこちらから!