層雲峡(そううんきょう)は、北海道上川町にある峡谷です。大雪山国立公園に位置し、石狩川を挟んで約24kmの断崖絶壁が続きます。大雪山黒岳山麓にある層雲峡温泉は、大型ホテルなどが立ち並ぶ、北海道有数の規模を誇る温泉街で、層雲峡および大雪山観光の中心地となっています。元々、アイヌ語でソウウンベツ(滝の多い川の意)、と呼ばれていました。これにちなんで、大町桂月が1921年(大正10年)に層雲峡と命名しました。大函・小函:層雲峡の峡谷美が、最も素晴らしい場所です。約3万年前の大雪山の噴火により、堆積した溶結凝灰岩が石狩川によって、浸食されたことにより形成されました、高さ200m前後の柱状節理の断崖を、間近に見ることができます。
見どころ
層雲峡の見どころ。「流星の滝、銀河の滝」・・・「流星の滝」は、90mの断崖を一気に流れ落ちる豪快な滝です。「銀河の滝」は、120mの断崖から糸を引くように優美な姿で流れ落ちる滝です。この2つの滝は、「流星・銀河の滝」として日本の滝百選にも選定されています。国道39号銀河トンネル入口横から、旧道に入ったところに駐車場が整備されており、2つの滝を真近に眺めることができます。また、駐車場から、背後の山を20分ほど登ったところには、「双瀑台」の展望台があり、流れ落ちる2つの滝を、同時に眺めることができます。層雲峡には、この他にも、白蛇の滝や、岩間の滝等大小様々な滝があります。