横山家 (観光地・観光名所からアクティビティを選ぶ) (観光情報) | 北海道観光 VELTRA(ベルトラ)
観光地・観光名所からアクティビティを選ぶ

横山家

道南の江差町は函館市内から車で約1時間半ほどの所にある町。その江差町にある横山家はニシンそばで有名な江差で200年以上営業を続ける蕎麦屋です。元はニシン漁業から始まり、その創業当初から残る建築物は観光名所としても有名です。古民家の中でニシンそばを食べながら歴史に浸ることができるスポットです。建物はウナギの寝床形式で、入口から帳場、居間と続き、通り庭を通る人がよく見えるための横座があります。昔から地震の多い地域だったことから、多少の揺れも吸収する遊びのある構造になっていますが、そのため冬は家の中でも寒さが厳しいといいます。倉は1番倉から4番倉まであり、倉に雪や風から守るための「のざや」という屋根がかかっています。昔は非常に火事が多く、防火用のわらじ、飛び口、ポンプ、バケツ等がたくさん残されています。火事の時にお金を持って逃げるための桐でできた背負い金庫なども現存しています。北前船は大きいので沖に停泊させ、小さな船に荷物を移して、はね出しまで荷物を運んでいました。明治のはじめの頃は、このような商家が軒を連ねて並んでいましたが、今では一軒のみで、往時の江差の姿を今に伝える貴重な建物です。
歴史
横山家は、寛延元年(1748)、能登の国(現在の金沢県)に生まれた初代横山宗右衛門が志を立てて当地に渡り、ニシン漁業の経営と、製品加工販売に着手しました。2代目宋右衛門にいたっては、北陸はもとより、京都において公家の今城殿の御用商をつとめるまでに発展して、北陸の商人として全国的な基礎を固めました。以後、横山家は代々宋右衛門を襲名し、家業を守りました。5代目宋右衛門は、ニシンの北上とともに、江差の繁栄を支えた北前船が衰退したのを機に、米・雑穀の問屋に転換し、難局を乗り切りました。現建物は明治26年(1893)に、150年前の建築様式で再建したものです。

見どころ
横山家は、母屋と4番倉には、ニシン漁全盛期の頃に使用されていた、生活道具などが展示され、当時の暮らしぶりを今に伝える貴重な建物です。当時そのままの建物は、趣と風流を感じさせてくれます。

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道南の江差町は函館市内から車で約1時間半ほどの所にある町。その江差町にある横山家はニシンそばで有名な江差で200年以上営業を続ける蕎麦屋です。元はニシン漁業から始まり、その創業当初から残る建築物は観光名所としても有名です。古民家の中でニシンそばを食べながら歴史に浸ることができるスポットです。建物はウナギの寝床形式で、入口から帳場、居間と続き、通り庭を通る人がよく見えるための横座があります。昔から地震の多い地域だったことから、多少の揺れも吸収する遊びのある構造になっていますが、そのため冬は家の中でも寒さが厳しいといいます。倉は1番倉から4番倉まであり、倉に雪や風から守るための「のざや」という屋根がかかっています。昔は非常に火事が多く、防火用のわらじ、飛び口、ポンプ、バケツ等がたくさん残されています。火事の時にお金を持って逃げるための桐でできた背負い金庫なども現存しています。北前船は大きいので沖に停泊させ、小さな船に荷物を移して、はね出しまで荷物を運んでいました。明治のはじめの頃は、このような商家が軒を連ねて並んでいましたが、今では一軒のみで、往時の江差の姿を今に伝える貴重な建物です。