北海道は美瑛の北側、ケンとメリーの木から、セブンスターの木あたりにかけての道路を、パッチワークの路と呼びます。このパッチワークの路は、なだらかな丘の稜線上を走っており、かつ周囲は畑ばかりで、視界を遮るものがなく、ケンとメリーの木や、セブンスターの木はもちろんの事、隣の稜線上には親子の木、さらにはその奥にはマイルドセブンの丘、そしてバックには十勝岳と、とても日本とは思えない、まるでヨーロッパの田園地帯にいるような美しい景色が見られ、美瑛を代表する観光地となっています。このあたりの畑は、連作による不作を防ぐために、同じ畑でも毎年のように作物を変えて育てていますので、それが緑や黄色や茶色のカラフルな、パッチワークをあてたように見える事から、パッチワークの路と名付けられています。よって、このパッチワークの路から見える光景は毎年異なり、同じ景色は二度と見られません。このパッチワークの路には、多くのマイカーや観光バスが通りかかり、道のあちこちに車を止める事の出来るスペースが用意されています。しかし、シーズンともなれば、それらの駐車場所が一杯になるほどの観光客が訪れます。
見どころ
ヨーロッパの田園を思わせるメルヘンチックな風景は、もう一人の自分と出会えるステキな場所です。なだらかに続く丘を時間をかけてゆっくり歩いてまわるのもいいですが、自転車で風を切って走り抜けるのも最高に気持ちいいでしょう。どの季節も美しいですが、季節によって表情がガラッと変わりますので、何度でも訪れたい場所です。CMロケのメッカ記念撮影の場所にもなっています。