北海道函館市の西端のそびえる函館山は、山でありながら陸繋島であるのが特徴です。周囲9kmに広がっていおり標高は334mとなっています。山頂には展望台が設置されているのでロープウェイや一般道で登っていくことが可能です。徒歩でも登るルートがあり旧道コースと短いコースの種類が用意されています。函館の夜景は日本三代夜景に指定されており、山から眺める夜景は格別なものになっていることからも、撮影や観光などで人気のあるスポットとなっています。
歴史
函館山の歴史としては、約100万年前に海底火山から噴火した灰などが土台となって基が出来、その後火山の隆起や地盤沈下などを繰り返す中でせりだした島が出来たと考えられています。その島がだんだんと削られていき孤島になったことから今より約5000年前に陸繋島となったとされています。山間部の自然は一部立ち入りが禁止されていた影響もあり、原風景が守られているためか絶滅危機種のエゾヒキガエルが生息していることも確認されています。
見どころ
函館山のみどころは、様々な山が集まってることや原風景が残っているというポイントです。展望台へ向かうロープウェイや一般道から見られる景色は圧巻です。晴れている日には函館市街だけではなく津軽海峡も望める好ロケーションであり、夜は漁船の光など揺らめいてロマンチックということで定評があります。夜景だけでも様々な楽しみ方ができます。2001年には、山と砲台跡が北海道遺産に選定されたことにより、国内外から観光に訪れる方も増加しています。