那谷寺は、養老元年(717年)、白山を開いて信仰を広めたことで知られる泰澄が、夢のお告げにより千手観音を刻んで岩屋に安置したのがはじまりとされ、以後は白山修験の拠り所となります。寛和2年(986年)には花山法皇が西国三十三観音の1番札所の「那智」、33番札所の「谷汲」の山号を取って「那谷寺」に改称させたとされています。元禄2年(1689年)には、奥の細道の途上にあった松尾芭蕉がこの地を訪れています。
那谷寺の境内には、太古の時代の海底噴火の跡とされる断崖「奇岩遊仙境」があり、かつて松尾芭蕉もその風景を見て俳句をしたためたといいます。また、寺内の建物のほとんどは戦国時代に焼失しているものの、加賀藩主の前田利常が後に再建したものが残されており、大悲閣、三重塔、護摩堂、鐘楼、書院、庫裏が国の重要文化財に指定されています。また、苔むす散策路を歩く庫裏庭園は国名勝に指定されており、特別拝観も可能となっています。
要の小松空港ルートが運休、他減便もされていて利用するかどうか迷った。効率よく回れるように親切に教えてくれ、地元情報のガイドも有益だった。小松空港ルートを復活させれば、もう少し利用客が増えるのでは?と思った。