金沢城は戦国末期の1983年(天正11年)に初代加賀藩主前田利家が入場してから明治になるまで、加賀百万石の本拠地となった見事な梯郭式平山城でした。辰巳櫓は本丸の南東の監視のために築かれた櫓で、高い塔のように積み上げられた石段の上にありました。ただし残念なことに金沢城は幾度も火災で焼け落ち、部分的に残っている遺構もありますが、現在は本丸も辰巳櫓も跡しか残っていません。1996年(平成8年)から石川県が金沢城址公園として整備をはじめ、2006年(平成20年)国の史跡に指定され、日本の名城100選の35番目に選ばれています。
金沢城の辰巳櫓跡は天守閣の南東の方向にあります。下から見上げると三段階になった塔のように高く積み上げられた石垣が見事です。また辰巳櫓跡の上に行くこともできます。本丸跡から林を抜けて南東に行くと、突然展望の良い石垣の上に出ます。現在は辰巳櫓に建物はありませんが、石垣の上からでも充分に兼六園や金沢市内を見渡すことができます。江戸時代はこの上にさらに高い櫓を建てて、厳重な城の守りを行っていたことを想像すると感動的です。
短時間で効率良く金沢の名所をご案内いただきました。
また、例えば兼六園では殿様の入場口から入園するなど、それぞれの場所に合わせた演出までご配慮いただき、とても充実した半日でした。
本当にありがとうございました。
渋滞を加味したコース配分が出来ていなかったようで、少々残念でしたが、とても親切丁寧なドライバーさん&サービスでした。