鎌倉の市街地の西側、鎌倉駅から銭洗弁天へ向かう途中で左に入って住宅街を抜けた山すそに、奥に幾つもの鳥居があり、これをくぐって石段を登ると現れる神社が佐助稲荷神社です。入り口には夥しい鳥居があります。奥まった山にあり、鳥居の石段を上っていきます。住宅地の近くにこのように深い緑に囲まれた神社があるのが鎌倉の魅力です。アクセスはJR横須賀線「鎌倉駅」徒歩約20分です。
歴史
建立時期は建久年間（1190～1199年）と考えられていますが詳細は不明です。1909年までは鶴岡八幡宮の末社に加えられていました。
見どころ
佐助稲荷神社は稲荷神は、古代には農作物の実りをもたらす神様だったそうですが、源頼朝が平家を滅ぼしたあと佐助稲荷神社を建てた後ぐらいから、商売繁盛や出世開運、学業成就などのご利益があると信じられ、パワースポットになっています。緑の中に沢山の赤い幟、沢山の赤い鳥居が様子と、石段の両脇には様々な表情の狐様達が見守ってくれていて、キツネの像がある光景はどことなく神秘的な雰囲気があります。運が良ければタイワンリスがかなり人の近くまで寄ってくるのを見ることが出来ます。霊狐泉という昔からの泉が境内にあり、そのお水で靴を磨くとよい方へ導いてくれると言われていて、お水を持ち帰る事が可能です。お社全体や磐座や霊狐泉といった場から神聖なものを感じます。不思議と気持ちが安らぎ、森の中にある隠れ里といった感じです。2月の「初午の日」には、春の農作業開始の前に、豊作が祈願され、神楽が奉納される「初午祭」が行われます。
