1641年に徳川家光から東本願寺に寄進され、1653年、石川丈山によって書院式の回遊庭園として作庭されました。この庭園には、周囲に枳殻(カラタチ)が植えられていたことから枳殻邸とも呼ばれています。以後、近世、近代を通じて東本願寺の飛地境内地として重要な機能を果たしました。庭園は作庭時の姿を残してはいますが、1858年、1864年の二度の火災により焼失してしまいます。現在の殿舎は、1865年から明治初期までに再建されたものと言われています。
石川丈山作庭と伝わる池泉回遊式の見事な庭園。緑あふれる東本願寺の飛地境内地は、季節毎に違ったお庭の移り変わりを楽しむことが出来るます。3万㎡の敷地を、梅やスイレンなど季節の草花、また春には桜が咲き乱れ、夏には新緑が力強く、秋には紅葉が色づき、美しい、東山を借景にした趣ある庭園となっています。庭園内には池もあり、たくさんの鯉が住んでいるなど、京都駅からも近く人も少ない穴場なので心を癒されたい方にはオススメです。
4月2日のツアーに参加しました。予約を申し込んだ時は、もしかしたら散ってしまって葉ザクラになるかと思っていましてが、それが桜が2分咲きくらいで、ちょっと残念な結果になりました。桜が満開だったら最高のツアーだったと思います。