888年(仁和4年)比叡山延暦寺の別院として、最後の遣唐使慈覚大師円仁の遺命により、天台座主安慧によって創建されました。ご本尊の赤山大明神は慈覚大師が中国赤山にある泰山府君をお祀りしたもので、日本では陰陽道の祖神となり、天台の守護神とされています。また、赤山禅院は平安京の東北に位置し、御所の表鬼門に当たることから、赤山大明神は御所をお守りしていると言われ、現在も方除けのお寺として、広く信仰を集めています。
秋の紅葉の時期がおすすめです。境内と参道の紅葉のトンネルは見事です。また毎年11月23日には数珠供養が行われています。これは比叡山で千日回峰行を満行された大阿闍梨様のご祈祷で、お役目を終えた数珠のお焚上げが行われます。また、都七福神のひとつ福禄寿がお祀りされており、かわいらしい福禄寿のお姿をしたおみくじは人気の的になっています。大きな数珠の形をした門をくぐりながらお経を唱えると御利益があるとされています。
個人では一日で回れない7寺社を効率的に移動し、楽しい一日でした。大型バスにジャンボタクシー、高速道路の利用もあり、昼食付の1万700円はお得感ありました。