延長16.3km、幅員6.5mの有料道路。内宮方面から五十鈴川を渡り、信号の先、志摩方面との分岐を左折すると、伊勢志摩スカイラインのゲートが見えてきます。料金所を通過すると、陸上競技場のトラックが、神宮の森・五十鈴川を背景に現れます。鹿が原、一宇田展望台の休息スポットを経て、山頂最大の絶景ポイント勘吉台、金剛證寺・奥の院、そして山頂展望台、足湯へとたどり着きます。クロソイド曲線を利用し、鳥羽湾などのリアス式海岸が見通せるよう、緻密に設計されています。
歴史
伊勢志摩スカイラインは1962年(昭和37年)12月に着工、1964年(昭和39年)9月に三重交通子会社の三重県観光開発(株)により造られました。1950年(昭和25年)6月に厚生省が告示した「伊勢志摩国立公園計画」の中に、「宇治山田市から朝熊山を経由し志摩郡鳥羽町に至る道路計画」が示されており、それが実現したものです。かつて定期バスが運行されていましたが、その後廃止され、年末年始等イベント時には、三交バスが臨時運行されています。
見どころ
伊勢と鳥羽を結ぶ「天空のスカイライン」と呼ばれる道中は、山・海と贅沢な自然の景観に囲まれています。雄大な山々、流れる風は、私たちの魂を癒してくれます。沿線には絶景ポイントや見どころも多いです。散策をしながら季節を感じることができます。朝熊山には貴重な蝶やトンボ、珍しい鳥なども多く見られます。伊勢平野、伊勢湾、太平洋、鳥羽湾・・・これらの景観を時系列で変化させることができるのは、伊勢志摩スカイラインの魔法です。