奥松島は仙台と石巻の間に位置しています。宮戸島から突起状にのびる部分が奥松島にあたります。松島から東に位置しており、東北本線松島駅からタクシーに乗り25分ほどで到着します。JR仙石線矢本駅からはタクシーで同じく25分ほどとなります。震災の影響から現在は高城駅と陸前小野駅間が運休中の為、仙台方面から行く場合は臨時の代行運転バスを野蒜駅で下車し、その先はタクシーを使えば10分ほどで到着します。
歴史
奥松島を含む松島一帯は、地盤が地震によって沈没形成を少しづつ繰り返し自然にでき上った沈降地形です。260余りの島が波の浸食により少しづつ変化を繰り返している姿が歴史を物語っています。仙台側から見て松島のさらに奥地に入ることから「奥松島」と呼ばれています。松島が賑やかで観光施設が多いのに対して、静かで自然が織りなす環境の美しさを楽しめる場所です。また、海産物の産地である東松島には自慢の海苔作りの歴史があります。
見どころ
ここの見どころは何と言っても日本三大渓の一つ「嵯峨渓」でしょう。松島の対岸・宮戸島のほぼ中央にある大高森の山頂から嵯峨渓は眺める事ができます。湾岸からは年中無休の遊覧船がでており、奥松島外海を走りながら嵯峨渓を眺めることができます。また、海産物も盛んにとれるので、牡蠣、海苔、うになど新鮮で美味しい海の幸を味わうことができます。宮戸島にある里浜貝塚は、縄文時代に作られた遺跡で歴史があり、奥松島のみどころのひとつでもあります。