ここ、仙台城跡 は伊達正宗公が約400年前に築いた城跡で、青葉山に位置することから通称「青葉城址」とも呼ばれています。眼下には広瀬川が流れ、仙台湾を一望できます。車での来場の場合は、東北自動車道宮城インターより約15分、電車・バスでの来場の場合は、仙台駅西口バスプール9番 「青葉通・工学部経由動物公園循環」 または11番 「愛宕大橋経由動物公園循環」 行き「仙台城跡南」下車~徒歩3分、 仙台駅西口バスプールより「るーぷる仙台」で約20分、「仙台城跡」下車すぐとなっています。ここでは天下取りの野望に燃えた伊達政宗公と同じ視点で市街を展望できるという、標高約130m、東と南に断崖で固める天然の要害に築かれた城です。
歴史
伊達家17代当主、仙台藩62万石の初代藩主伊達正宗が1601年(慶長6年)に築城しました。廃藩置県・廃城令までの約270年の間、伊達氏代々の居城であり、仙台藩の政庁でした。仙台城には天守閣が作られず、これは徳川家康公に敵意がないことを示すためとされています。そのかわり、城の中心施設として、「千畳敷」とも言われる広大な大広間が作られました。内部には豪華絢爛な桃山様式の障壁画・襖絵が描かれていたそうですが、後に大半が失われ、数少ない遺構は仙台空襲により焼失しました。
見どころ
失火・戦災により城は消失し、現在、本丸は青葉山公園として整備されています。本丸石垣の端部は柵が設置されているのみなので、雄大な石垣と、眼下に広がる仙台平野を楽しむことが出来ます。仙台七夕祭りの花火大会の際には、二の丸の東北大学川内ホールの前庭が観覧場の一つとなっており、大勢の花火見物客と屋台で賑わいます。また、人気スポットの伊達政宗騎馬像や土井晩翠作詞・瀧廉太郎作曲の「荒城の月」歌碑が設置されています。