諏訪大社上社前宮は、軍神である建御名方神とその后神を祀る神社であり、その創建は古く、すでに『日本書紀』の持統天皇5年(691年)のくだりには、朝廷からの使者が遣わされた旨の記載があります。また、平安時代の『延喜式』にも名を残す式内社でもあります。中世には大祝が祭祀の実権を握り戦国大名化していましたが、諏訪頼重のときに武田信玄に滅ぼされ、やがて再興されました。かつての大祝の居館はこの上社前宮の敷地内にあったとされています。
諏訪大社上社前宮には本殿がなく、拝殿は神体山である守屋山を遥拝する形式となっており、現在の神社とは異なる古代の信仰のあり方を伝えています。拝殿の周囲には4本の御柱が立てられているほか、御柱祭のときに動物を神に捧げる儀式などを行う十間廊という建物があるのが注目されます。また、社務所から拝殿までの道すがらには、かつて諏訪大社の最高の神職の大祝として君臨した諏訪照雲の供養塔がひっそりとたたずんでいます。
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