岩松院は長野県上高井郡小布施町にある曹洞宗のお寺です。本尊は釈迦如来で山号は梅洞山となっています。葛飾北斎の八方睨み鳳凰図があることでも知られています。電車で行く場合は長野電鉄で小布施駅まで行き、小布施駅から徒歩で30分ほどの場所にあります。小布施駅からはタクシーやシャトルバスなどもあるので利用すると便利です。レンタルサイクルもあるのでサイクリングを楽しみながら行くこともできます。駐車場もあるので車で行くこともできます。
歴史
開創は1472年で常倫の開基で、開山は不琢玄珪禅師によって開山されました。1619年に広島城を無断で改築したことを理由に信濃国高井野藩に改易された福島正則の菩提寺となりました。荻野備後守常倫が現在の岩松院所在の小布施町雁田の場所周辺に20ほどの城塁を作り、岩松と称しました。本堂と庫裏、鐘楼、座禅堂、仁王門が作られました。本尊仏は宝冠をいただいている釈迦牟尼仏で江戸時代の初期に作られたとされています。
見どころ
岩松院は江戸時代を代表する俳諧師の一人である小林一茶にゆかりのあるお寺でもあります。やせ蛙まけるな一茶ここにあると詠んだ句碑が置かれています。他にも福島正則の菩提寺として携帯には霊廟が置かれています。霊廟には遺骨が埋葬されており、戒名が刻まれています。高井鴻山の書などがあることでも有名です。多くの文化財を見るために遠方から多くの観光客が訪れる観光スポットとして有名なお寺です。葛飾北斎晩年の最大の作品も見ることができます。