昭和20年(1945年)8月9日午前11時2分、長崎市に投下された原子爆弾は一瞬にして多くの尊い命を奪い、一命を取りとめた被爆者であっても生涯癒すことの出来ない心と身体の傷跡や放射線による健康被害を残しました。これらの犠牲と苦痛を重く受け止め、平成2年より政府内で原爆死没者に対する弔意の表し方について検討を開始し、原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律第41条の規定に基づいて、広島市に次いで平成15年7月に開館しました。
館内のいたる所に水盤を配置し、原子爆弾による灼熱の中で亡くなった犠牲者を追悼しています。地下2階にある追悼空間では収蔵している犠牲者の遺影や、被爆者の手記・体験記・証言音声・映像などがデータベースに接続されたタッチパネル方式の端末を利用して自由に検索・閲覧・視聴する事が出来ます。林立する高さ9メートルのガラス柱とガラス越しに地上から入り込む光が荘厳です。この悲劇を永く後世に語り継ぐとともに歴史に学び、核兵器のない平和な世界を祈念する為の施設です。
ガイドさんと私で2時間程のツアーでした。長崎出身のガイドさんのクイズを含めた説明が楽しく、私1人では素通りしてしまっただらう箇所も沢山あり、丁寧で本当にいい旅になりました。是非一度はガイド付きで。