長崎を代表する唐寺で、興福寺・福済寺とともに「長崎三福寺」に数えられる崇福寺。当時日本に来る中国人がキリシタンで無いことの証と唐船の航海安全の神、媽祖(まそ)を祀る寺として、福州地方出身の長崎在住唐人が中心となって唐僧・超然禅師を招き1629年に創建した黄檗宗寺院で、福州出身者で建立されたことから「福州寺」とも呼ばれていました。
九州に5ある国宝の内、長崎にあるのは3。そしてその内2つがここ崇福寺にあり、その他にも国指定重要文化財5、県指定有形文化財4、市指定有形文化財10をもつ文化財の宝庫となっています。その国宝の1つ第一峰門は、中央に即非禅師の書である「第一峰」の扁額がある事が由来となっています。また第一峰門の軒下にある四手先三葉栱と呼ばれる複雑巧妙な詰組みは国内はおろか中国華南地方にも稀と言われています。国宝のもう1つは本殿である大雄宝殿。1646年に唐商何高材の寄進によって創建された、長崎市に現存する最古の建物となっています。特徴的なのが軒回りの擬宝珠付き垂花柱で、橋の欄干などで見る擬宝珠が軒からぶら下がる様にあります。
TVの旅番組ドラマに登場する「観光地じゃない、長崎らしい町並み」にどうしたら行けるのかなと考えていて、
さるくのガイドツァーを検索することを思い付きました。前日午後でも予約受け付けてくださってありがとうございます。
崇福寺の炉、木魚... 続きを読む