「東大寺」や「興福寺」をはじめとする奈良公園の観光スポットの多くは、非常に古い歴史を持つものばかりです。しかし鷺池の浮見堂の歴史は他の名所より比較的浅く、大正5年に建てられました。平成6年に修理が行われ、現在に至ります。
鷺池の水面に映る浮見堂のは、その美しい佇まいそのものが見どころです。春には咲き誇る桜を、秋には色づいた紅葉を、四季折々の借景とともに楽しむことができます。鷺池の岸部からかかる純和風の橋とその先にある浮見堂の姿は、まるで悠久の昔へと時を遡ったような不思議な気持ちにさせてくれるでしょう。のんびりと時間を忘れて散策するのも良し、芝生にシートを広げてお弁当を食べるのも良しです。他の名所に比較すると観光客の姿は少なく少しマイナーな場所ですが、だからこそ穏やかな時間を過ごすことができます。知る人ぞ知る奈良公園の名所、それが鷺池の浮見堂なのです。
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正倉院展開催中で渋滞が発生している中、コースを変更していただき2時間半という限られた中でも急遽案内していただいたお寺がとても印象に残りました。ありがとうございました。