天平宝字8年(764年)の9月、孝謙上皇は、この年に恵美押勝の乱があり、鎮護国家と平和祈願の為、金銅四天王像の造立を発願致しました。翌天平神護元年(765年)に四天王像を造立し、西大寺が創建されました。西大寺創建当初は僧・道鏡が権力中枢にいた為、西大寺建立に当たっても道鏡の思想的影響力が大きかったものと思われます。西大寺中興の祖としては、鎌倉時代の僧・叡尊がおります。叡尊は、当時の日本仏教の腐敗や堕落の状況を憂い戒律の復興に努めました。
西大寺は叡尊が始めた「大茶盛」の寺として名高いです。一番の見どころは、四天金堂にある四天王立像が安置されているところです。重要文化財と一つですが、人々の邪気を踏みつぶすために、人々の来場を待ちわびています。大仏のある東大寺が全国的に有名ですが、奈良の西にある西大寺も国宝級・重要文化財級の建築物や仏像・絵画・工芸品が多数あり、ファンにとっては堪らないお宝の数々です。戦火で江戸時代以降の再建のものが多いですが、その中で愛染堂は西大寺で最も古い建物として価値があります。
奈良には修学旅行や正倉院展には出かけていましたが、近年奈良在住のお友達のお陰で名所旧跡めぐりや色々な行事に参加するようになり、奈良の魅力に惹かれるようになりました。
お茶を習っていたので、西大寺の大茶盛りを体験したいと思いますがなかな... 続きを読む
西大寺は駅をいつも通るだけで、この機会にと初めて行かせていただきました。ご住職のお話は、とてもわかりやすく、平城京での繁栄から衰退、それから再興と長い歴史の中で今の西大寺があることがよくわかりました。御朱印をいただくのを待っている時も、なぜ... 続きを読む
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