寛文3年(1663年)に石州流茶道の祖である片桐石見守貞昌が父貞隆の菩提寺として、大徳寺の185世玉舟和尚を開山のために迎え創建しました。慈光院の名は父の法名である「慈光院殿雪庭宗立居士」よりつけられました。
農家風の萱葺きの書院は質素でありながらも風格があり、美しい庭園とともに落ち着いた空気を味わうことができます。一般的な石を使った枯山水の庭よりも刈り込まれた植栽が中心で、季節によっては椿、サツキ、つつじなどが咲き、目を楽しませてくれます。境内全体が茶室としてつくられ、拝観料にはお抹茶代もふくまれています。重要文化財である書院のお座敷から手入れの行き届いた庭園をめでながら、ふるまわれるお抹茶、お菓子をいただき、わびの世界にひたることができます。また、お座敷では別途、精進料理や石州麺もいただくことができます。もちろん庭に出て、散策することも出来、庭から眺める書院も趣があります。
奈良駅から少し離れる観光名所を効率よく回れました。とても良かったです。お昼ごはんもついていてお得でした。