欽明天皇陵、こと平田梅山古墳は宮内庁によって欽明天皇の陵墓とされてはいるものの、実際の埋葬者は未だ不明です。古墳時代後期に築造された古墳であるとは推定されているものの、正確な築造時期は分かっていません。加えて詳しい発掘調査が行われていないため、今後も平田梅山古墳の歴史が紐解かれることはないのかもしれません。奈良県最大の古墳である見瀬丸山古墳を欽明天皇陵とする学説もあり、平田梅山古墳は蘇我氏の陵墓である可能性も否定できないのです。
欽明天皇陵として宮内庁から認められてはいるものの、考古学的にはいったい誰の陵墓なのか?いつ造られたのか?未だに判明していない、謎多き古墳が平田梅山古墳です。そんな平田梅山古墳の謎を、さらに深いものとしているのが、猿石と呼ばれる謎の石造物でしょう。いったい誰が、何の目的で作り、この平田梅山古墳に安置したのか?全く分かっていない謎の彫刻なのです。その表情はどこか不思議で、見るものをミステリーの世界へといざなってくれるでしょう。
お寺拝観後に御朱印をいただくのを忘れたのに気づき、すでに次の観光場所に着いたにも関わらず、すぐに戻って対応いただきました。
こちらのウッカリにも関わらず、親切丁寧に対応いただき、とても気持ち良い旅になりました。