日本最南端の碑に掘られた文字をよく見ると、手書きのようないびつさがあります。本土復帰前の1972年に本土から訪れた学生が稼いだお金で建てたものだというお話しが有名です。日本最南端平和の碑は、戦後50年を記念して竹富町が建てたものです。波照間の碑は、本土復帰を記念して建立されたものです。碑までの道にも意味があります。沖縄の返還に際し、日本全国の青年たちが各地から石を持ち寄って造られました。うねりながら繋がった道は、絡み合った二匹の蛇を表現しており、これは、戦争により二度と本土と分断されることがないようにと祈念されたものです。
それぞれに人の想いがこもった碑ですが、波照間の碑の入口に造られた石の道は特に見応えがあるのではないでしょうか。道を歩きながら、足元をよく見てください。自身に縁のある土地の石を探すことでも楽しめるはずです。また、道の中程から海の方を眺めてみると、三角の蛇の頭が二つあることに気づくことができるはずです。一つは赤色の頭と、もう一つは白色の頭を持っています。海に向かうそれらの姿を観ていると、少し神秘的な気持ちにさせてくれるはずです。
台風の影響でフェリーの運行状況にドキドキしてましたが、思い切って行って良かった。キレイな海、最南端までサイクリング。家族の良い思い出になりました。いつか星空をみたいな。