那覇空港から、車で南東に約30分走ったところに位置します。ガンガラーの谷は、数十万年前までは鍾乳洞だった場所が崩れてできた亜熱帯の森で、考古学的にも民俗学的にも価値のある場所として今注目されています。大きさは、東京ドームとほぼ同じ面積で、谷の広さは約14500坪、ツアーガイドと歩く距離は約1㎞あります。足を踏み入れれば、鍾乳洞や珍しい動植物、遺跡が広がり、神秘の世界です。
歴史
ガンガラーの谷は、広大な太古の世界です。約1万8000年前に生きていたとされる「港川人」が住んでいた場所ではないかと発掘調査が行われており、近年色々な発見がありました。2014年には、ガンガラーの谷の一角にある「サキタリ洞遺跡」では、貝で作られた鋭利な道具や装飾品、人骨など39点が出土したとされ、研究の結果、国内最古となる9000年以前のものと判明したそうです。また琉球時代から地元の人々に信仰されてきた場所でもあります。
見どころ
ガンガラーの谷にある鍾乳洞や洞窟はパワースポットとして知られています。中でも「イナグ洞」と「イキガ洞」の二つの洞窟の一帯からなっている「種之子御嶽」や、高さ20メートルの大カジュマルは主なパワースポットです。広大な森を見渡せるツリーテラスなどもあり、鍾乳洞と一体化した森には色々な動物もいるので、子どもにも楽しめる場所です。ガンガラーの谷は、ツアーガイドと一緒に周る事が条件で、ツアーガイドの詳しい説明を聞きながら楽しむことができます。