阿嘉島は、慶良間諸島に属する島で、沖縄県島尻郡座間味村に属し、村の有人島の中で2番目に大きな島です。那覇から高速船とフェリーが就航しており、約1時間程度かかります。阿嘉大橋で慶留間(げるま)島と、慶留間橋で外地(ふかじ)島とつながっているため、車やレンタサイクルで行き来できます。元々は林業が盛んな島だったこともあり人口が減っていたものの、最近ではマリンスポーツに人気が出てきたことから人口は増えてきています。山も多く国の天然記念物のケワマジカの生息地でもあります。
歴史
貝塚があることから昔から有人島であったことが確認されています。慶良間諸島の中で琉球王朝時代の遺跡である城跡(佐久原城跡)が残る島としても有名です。また1988年公開された映画『マリリンに逢いたい』は、この島の民宿に飼われていた雄犬シロが、対岸の座間味島にいた雌犬マリリンに逢うために、潮流の速い海を泳いで渡った実話を基にしています。阿嘉島には座間味島の方を向いてシロの像が設置されており、座間味島には阿嘉島を向いてマリリンの像が設置されています。
見どころ
ビーチでは、長い海岸線が続くニシハマ(北浜)ビーチが一番の人気で、ブルーのグラデーションはすばらしいものです。島を取り囲む白く美しいビーチでの海水浴やシュノーケル、ダイビングはもちろんのこと夜の星空ツアーや夜光虫を見せてくれるツアーもあります。また集落の前の前浜でのヤドカリ観察なども人気です。