首里森御嶽は、琉球の神話で天上の神が最初に降りた聖地であるとされていて、正殿が出来る以前に存在したと考えられています。首里城を先につくったのではなく、もともと聖地だった首里森御嶽の周りに首里城を建てたのではないかといわれています。また、琉球神話には神が造られた聖地であるとされていて、古歌謡集[おもろさうし]にもよく詠まれているほどでした。正殿から延びる道があるのですが、正殿の正面からまっすぐな道ををつくると聖なる場所は見えなくなってしまうということで、聖地に向けて道を伸ばし、正殿から御嶽への通り道にしたのではと考えられています。今あるものは1997年に復元されたものです。
パワースポットとして取り上げられこともありますが、広場にちょこんとあり、気を付けないと通り過ぎてしまいがちだそうです。琉球最古の歌謡集(おもろさうし」に首里森御嶽に関する詩歌が多数出ているそうです。首里城の正殿も素敵ですが神聖な拝所だったこの首里森御嶽でぜひ立ち止まりお祈りをしてパワーを少し頂きたいです。
参加した日はあいにくの雨降りでしたか、ガイドさんが屋根のあるポイントで説明してくださって配慮いただきました。私は那覇まちまーいの首里城は2回目の参加でしたが、ガイドさんによって説明のポイントが異なるのがまた興味深く今回も勉強になりました。