難波橋(ライオン橋)は大阪市の大川に架かる橋です。大阪は大変は市の多い土地でもありますが、この橋はその中でも浪速の名橋50選に選ばれています。天神橋、天満橋と共に浪華三大橋とも呼ばれています。橋の上からの眺めは絶景と謳われていましたが、いまでもその片鱗がうかがえます。北と南にある土佐堀川と堂島川の2つの川を中之島を挟んで渡っています。現在の難波橋(ライオン橋)はパリのセーヌ川にあるヌフ橋とアレクサンドル3世橋をモデルにしたと言われています。
歴史
1661年寛文元年のころ、難波橋は天神橋とともに幕府が管理する公儀橋でした。1876年明治9年に鉄橋に架け替えられたのですが、その際に中之島を跨ぐように作られ、それ以降この形式となっています。しかし1912年明治45年に、諸事情により一筋東の堺筋に架け替えられ、今の難波橋(ライオン橋)となりました。戦時中は金属供出によって欄干や橋上灯などが徴収されましたが、1975年昭和50年の大改修の時に見事に復元されています。
見どころ
橋の南詰めと北詰めに「ライオン橋」と呼ばれる所以となった獅子像を見ることができます。なぜライオンかについては、その時代には大変珍しかったライオンが天王寺動物園にいたためとも、江戸時代にあった白玉稲荷神社の狛犬がモデルだとも言われています。現在の橋は1912年の明治45年に架けられたものですが、1975年昭和50年、老朽化を理由に大改修されました。しかしライオン像はそのままの姿で残され、今に至ります。