文楽は娯楽の要素と日本文化の伝承の役割と2つを持っていて、発祥の地大阪に専用の劇場が無かった事から地元ミナミの文化人、多くの愛好者から切望されていました。1984年に悲願が叶って完成した劇場です。江戸時代末期に淡路の植村文化軒の人形浄瑠璃の小屋があったとされている場所の近くであり、竹本義太夫が1684年に道頓堀に竹本座を旗揚げしてからちょうど300年後という区切りのいい年に杮落としを迎えることになりました。
文楽は2008年にユネスコの無形文化遺産に登録されています。この文楽を専門に楽しめる舞台として、発祥の地大阪に建設されたのが国立文楽劇場です。大阪の文化として江戸初期から続く舞台芸能であり、経済の要所として発達してきた大阪の人々の心を支えてきた娯楽で、口伝と代々の技の伝承で現代に残されています。周囲の近代的なビル、高速道路などがある中で、漆黒の建物は存在感があり重厚なイメージをかもし出しています。
ウォーキングでしか回れない難波の魅力や歴史教えてもらい、知識も品もある、コテコテ感は出しすぎない大阪のおばちゃんて感じで楽しませてもらいました