東京都北区にある飛鳥山公園は小高い丘になっていて、江戸時代から親しまれてきた桜の名所です。園内には約650本の桜が植えられ、開花期には多くのお花見客で賑わいます。8代将軍徳川吉宗が桜の名所として整備し庶民に開放しました。また吉宗自らもここで花見の宴を催しています。他にも園内には「北区飛鳥山博物館」「紙の博物館」「渋沢史料館」と三つの博物館があり、渋沢栄一の邸宅は国の重要文化財に指定されています。また1940年代に造られた蒸気機関車や都電も保存展示されていて、見どころ満載です。
歴史
飛鳥山公園は江戸時代から庶民にも親しまれてきた桜の名所です。江戸時代に8代将軍徳川吉宗が行った享保の改革で桜を植え行楽地として整備されたのが始まりです。江戸時代からお花見は庶民の楽しみの一つでした。しかし江戸の桜の名所は上野の寛永寺ぐらいしかなかったため、吉宗はこの地に桜を植えて整備し、1737年（元文2年）から一般開放しました。明治6年（1873年）には上野公園などと共に日本最初の公園に指定されています。
見どころ
飛鳥山公園は桜の名所として知られ、毎年3月下旬 から4月中旬ごろに約650本の桜が開花し、多くのお花見客で賑わいます。開園時間は24時間で入園は無料です。桜の開花期間中は夜の21:00まで夜桜を鑑賞することができ、また3月下旬には「さくらSA*KA*SO祭り」が開催されます。地元の名品など飲食や物品が販売され、ステージではパフォーマンスが繰り広げられます。またツツジ約1万5000株とアジサイ約1300株もあり、桜の後も美しい花々を鑑賞することができるスポットです。
