立山黒部アルペンルートは、標高3,000m級の山々が連なる北アルプスを通る山岳観光ルートで、長野県大町市の扇沢駅から富山県立山町の立山駅までの総延長37.2kmを結んでいます。2021年には立山黒部アルペンルートは全線開業50周年を迎えました。アルペンルート内は一般車両の乗り入れは禁止されているため、扇沢駅ー立山駅までは、移動交通機関は、自然の変化を楽しめる高原バス、360度のパノラマが展望できるロープウェイ、全線地下式ケーブルカー、黒部ダム建設時に用いたトンネルを通るトロリーバスなど特徴のある乗り物を乗り継いで移動します。四季を通して雲上に広がる立山黒部の雄大な大自然を満喫することができます。毎年4月中旬の全線開通から6月下旬まで、雪の壁の中を歩く「雪の大谷」がオープンし多くの観光客が訪れます。4月~5月は室堂平周辺にて縄張りをもつオスの雷鳥をご覧になりやすい季節でもあります。